危険なオアソビ【甘々小説】
簡単にボタンを剥ぎ取られて、下着が露になる。
「俺の女になって」
そんなこと言われても…
はい、貴方の女になります。なんて簡単に言えない。
ただ嫌!と叫んでいるばかりだった。
「助けてー!」
そう叫んだときだった。
本当に助けが来たように、ドアが開く音。
あたしはその音に敏感に反応した。
ドアの方を見ると、そこには一人の男が入っていた。
端正な顔で、とても綺麗な顔をしている。
黒髪に、比例した黒のピアス。180センチほどの高い背。
「お前…何見てんだよ!早く行けよ!」
慌ててズボンを上げる裕介くんをよそに
目の前の男はあたしと覆いかぶさっている裕介くんを、ぼやけた目で見ている。
「た、助けてください!」
あたしは身を乗り出すように、必死に叫んだ。