Meaning of Kiss



「あ、マジ?なんかごめん」

「いいから早く行きなさいよ。

着替え置いてある。下着は無いけどね」

「えー、無いの?」

「当たり前」

「ははっ、さんきゅー」


何度も家に来ている凌は、迷う事無くバスルームに入って行く。

それを見送ってから、再び料理をし始めた。

よく考えてみれば、あたしは凌の好き嫌いをあまり把握してなくて。

これは好きかな、苦手じゃないかな。

試行錯誤している内に、


「うわ、うまそー」

「きゃっ?!」


するりと腰に腕が回された。



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