Meaning of Kiss
ぎゅっと手を握られて紡がれた言葉は、
とてもじゃないけど信じられなくて。
「…何で、あたしなの…」
「ずっと好きだったんだ、セフレなんかと思ってない。
他の女とも…もちろん客とも、関係持ってないよ?俺」
「……」
「梨緒…」
優しく身体が倒されれば、
視界には天井と整っている凌の顔が在って。
「俺と一緒になろう?」
タンクトップから露出した二の腕に、唇が落とされた。