Meaning of Kiss
「うっそ、凄いじゃない!」
驚く咲子。
シンが褒められると、あたしも嬉しい。
シンはずっと、あたしの自慢だから。
ちょっとした悩みを抱えながらもあたしの誕生日は近づいて。
「そうだ、レナ」
「ん?」
いつもみたいにあたしの部屋で、シンとくつろいでいた時。
「誕生日、空けとけよ」
「…あ、うん。わかった」
「俺、少し遅くなると思うけど…おまえが仕事終わって帰って、
準備してちょうどいい頃には帰れるようにするから」
「準備?」