Meaning of Kiss
―ピンポーン…
「あっ、はーい!」
荷物をまとめて荒らした物を片づけてる頃、チャイムが鳴った。
躊躇もなくドアを開けて、
「シン、お帰り!」
「おまえな、確認せずドア開けるなって言ってるだろ」
「だって、シンだってわかってたし…嬉しくて」
「…たく」
ぶっきらぼうに呟いたシンの耳は、少し赤かった。
「準備できてる?予約時間やばいから」
「あっ、うん!待って、バッグ取ってくるね」
「窓の鍵も確認しろよ」
「はーい!」