赤色王子様に恋をした
教室に戻ると予想通り午後の授業も終わり下校してる人もぼちぼちいた
「乃愛ー。またさぼり?いい加減にしてよね。乃愛がいないと楽しくないんだから!こっちの気持ちも考えなさい!」
呆れながら怒っているのは私の唯一つの親友 秋山玲羅(アキヤマレイラ)
「ごめんってば。じゃあ玲羅も屋上来たらいいじゃん!来てみれば分かるよ、この気持ちよさ。」
本当に気持ちいいんだから!
この気持ちよさをしらない玲羅は絶対損してるよ
「いや、私はいいわ。毎日先生に怒られるのは勘弁だしね。乃愛もこのままじゃ3年生に上がれないんじゃない?」
「それは大丈夫。だって私テストは毎回満点だし1年生の頃から1位キープしてるからね〜♪」
そう、何故か分からないけど授業をさぼっててもテストは満点。
しかも学期末テストなど1年生の頃からずっと1位をキープしていた。
「そうだけどさぁ…。まぁ、いいや。私は帰るから!じゃーね」
玲羅は呆れた顔をしながらさっさと帰ってしまった