赤色王子様に恋をした




外に出るとまだ夕方の4時なのに辺りは真っ暗。



そして雪が積もっていた。



玲羅の家に来るときは降ってなかったのにな。。



こんな少しの時間でいっぱい積もったんだ。



「ふぅー」



私は手に息を吹きかけて寒さを和らげながら歩いていた。



積もっている雪はこの寒くて低い気温のせいですでに氷のように凍っている。




「キャッ!」



歩いてると積もっていて凍っている雪に足を滑らせた。



もー嫌だ!



玲羅の家から私の家までは歩くと15分程度で着く場所。



でもこの調子じゃ15分では家に帰れそうにない。




雪が積もると必ずと言っていいほど転ぶし、冬は寒いし、陽がおちるのも早い。



暗いところはあまり得意じゃない私にとって冬はあまり好きじゃない。







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