短編*歌に載せて…
歌に載せて
"好きです。でも想いは言えなくて…
近いのに、こんなにも近いのに
まだまだ遠くて…"
「お前、何書いてんだ?」
「っきゃあ~!!い、いきなり覗き込まないでよ!!」
私は、想いを素直に言うことができないでいる。
その相手は、…コイツなわけで…。
今書いていたのは、ちょっとした詞だ。
伝えられない気持ちを、このノートに綴る。
いつもの日課。
でもまさか、コイツ本人に見られてしまうとは…!