短編*歌に載せて…

"だから私はあなたへの想いを
この歌に載せて…
今、告(い)ってみせるよ…"


歌い終わった私をぽかんと口を開けて見ている。

くすっと笑ってから、私は言った。

「私の好きな人、あんただよ。
だから、あのノート見せられなかったの。
で、そのノートに書いてあったのが、今私が歌った…ラブレター…なのかな?」

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