ずっと 大好きです。(番外編 更新中♪)

「…寒そ(笑)」


「…んんっ、へっくし」


彼は 風邪を引いたかは分からないけど
くしゃみを何回かしていた。



「…こんな所で寝てたら
風邪引きますよ?」


私は 震える声で 彼に話しかけた。



「んんっ、
……お前 誰?」


「ぁ! 急にごめんなさい。
迷惑かと思いますが 寒そうに寝ていたのが とても気になって///

…これ どぅぞ?」


私は そう言って 使い捨てカイロを渡したんだ。


「…ん。
ありがとな?」


このとき見せた彼の笑顔は
今まで見てきた笑顔とはどこか違う 温かな笑顔だった。



「…いえいえ。
じゃ 私は行きますね?」


「おぅ。
…ぁ!お前 名前なんて言うん?」


「名前ですか?
天音です。」



「ん。
俺は 啓介。
神木 啓介。
よろしくな?」



この出逢いが 私たちの運命を大きく変えることになるなんて 私達は想像しなかった。


そぅーーー誰も。


< 5 / 176 >

この作品をシェア

pagetop