キミのとなり
涙 *笑夏 side*
「おはようー!!ヒロ」
「はよっ」
いつものようにヒロと並んで登校する。
ヒロは最近、考えてることが多い。
一緒にいても、三毛にシワを寄せてなにかを考えている様子で。
私はなんとなく寂しかった。
ヒロと話していても、適当な返事がかえってくるだけ。
授業中もふいにヒロを見てみると、授業に集中できない様子で。
私は、風にあたるため屋上へ向かった。
扉を開けると生暖かい風が肌にあたった。
すると、誰かが叫ぶ声が聞こえた。