キミのとなり
私は疑問に思いながらもバスケ部の練習を見学していた。
隣のコートを見ると男バスが同じように練習をしていた。
コートの隅にはヒロがいた。他にも、海星君や秀樹君がいた。
練習内容は、小学校の頃と大体同じだった。
亜美は、少し不安そうだったが私はワクワクしていた。
「今日の練習は終わり〜!!」
とキャプテンが言うと部員のみんなは「はい!!」と言ってコートのエンドラインに一列に並んだ。
そして
「ありがとうございましたぁ!!」
と大きな声で言った。
その頃にはもう男バスは終わっていた。
そして、帰り道。
亜美と美羽と別れて、桜満開の一本道をワクワクしながら帰っていた。
すると後ろから
「エミ〜!!」
とヒロが走りながら叫んでいた。
私はその場に立ち止まってヒロを待っていた。
そして、息を切らしながら私の目の前にきた。
「一緒に帰ろうぜ」
と言われて一緒に帰った。