キミのとなり
「おいっ、出てこい。エミをストーカーしてたのは、お前だろ?草壁 佐彦」
エミは瞳を小さくした。
しばらくして木の影から草壁が出てきた。
「貴様…。星野さんを独り占めするなんて…。ずるいぞ!!」
俺は、その言葉にムカッときた。
「もう、エミにつきまとうのはやめろ」
「ヒロ…」
草壁はキレているのか、顔が真っ赤だった。
こいつ、どんだけエミが好きなんだよ。
まぁ、好きな気持ちは負けないけどな。
「お前は邪魔だ…。星野さんに離れろ…。離れなければお前を…殺す!!!!」