キミのとなり


そして、草壁はその場にうずくまった。

「行くぞ!エミ!!」


ヒロは私の手を引いて思いっきり走った。

途中、後ろで草壁がなんか叫んでいたが気にはしなかった。

「…ヒロってあんな喧嘩強かったっけ?」

「……」


無視!?

「……これからは…俺がエミを護るよ」


「え…」

つい前までは、私の後ろに隠れて、ビクビクしてたのに…。


なんだろう…
この気持ち…。






< 40 / 118 >

この作品をシェア

pagetop