キミのとなり
小学4年生の頃、ヒロは苛めにあっていた。
私はヒロが苛めにあっているにも関わらず、見て見ぬふりをしていた。
だって、その時は喋ったこともなかったし、関わりがなかったから。
そしてある日、昼休みの出来事。
私は渡り廊下を歩いていた。
その時、目にしたものはヒロが同じクラスの男子に苛められていたところ。
私は、その場から去ることもできず、立ち尽くしてみていた。
そして、次の瞬間、男子がヒロに殴りかかろうとした。
その時、私はバスケをやっていて持っていたバスケットボールを男子どもに投げた。