キミのとなり
この一年は、あっという間だった。
夜空には無数の星があって。
私の隣にはヒロがいて。
「ヒロっ。くじ、引きにいこっ」
「おう。」
くじを引いて、なかを見てみると…
「やったっ!大吉ぃ〜」
「……俺…吉」
「いいじゃん!凶じゃなくて……ぷっ…」
「あっ!今、エミ笑ったなぁ!」
「笑ってないよーだ」
私たちはふざけあいながら家に足を進めた。
「私たちも、もう中学二年生かぁ…」
この関係が今の私の居場所なんだ…