キミのとなり
そして、もう私とヒロは中学生。
あの約束は今もかわらないと思う。
「エミ、スカート、笑える」
「……んだとー!?ヒロごときが!!……ったく、小学校の頃は素直で可愛かったのに…。いつからこんな悪ガキになったんだか…。」
私はあきれたように言った。
するとヒロは
「お前の影響だ」
と呟いた。
「ヒロ、きこえてるよ」
そんな会話をしながら、桜に囲まれた道を歩きながら学校に向かった。
「ヒロ、桜きれいだね」
「……お前は醜いけどな」
「……ヒロ……いい加減にしろぉー!!!!!」