キミのとなり


「ん〜じゃあ、星野の隣の席な」

「えっ?私?」

「お前元気いっぱい、有り余ってるだろ?佐倉に校内案内してやれ。」

「ちょっと!先生!!私、いきなり言われても…!」

「星野さん?よろしくな〜」

上目づかいされても困るんですけど。


佐倉 遠馬は隣に座って私をニコニコしながら見ていた。

なんで見てるの…?


「あの…何ですか?私の顔になんかついてます?」

「いや〜。めっちゃ可愛いって思っただけやで〜♪」

うっわ。
こうゆうタイプ、絶対無理っ。


HRが終わって、授業が始まった。


「なぁ、なぁ、星野さんってなに部なん?」

「バスケ部ですけど」

なにか!?


「そーなんや。俺もバスケ部入ろー思ってたんよ」


だからなに!?


いちいち、はなしかけてこないでよ!もぉ。


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