bitter chocolate love.

「あ、そーだ。亜里沙」

「んー?」

まだ抱き合ったまま、千夏が口を開いた。

「亜里沙ってさ、ツンデレだよね」

「は!?そ、そんなことないし!!」

「はいはい」

「ツンデレじゃないからねぇ!!」

あたしがそう嘆くのを見て、千夏はクスクスと笑っているだけだった。


今日は、親友ができた日。

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