†ゆぅぱぱ。完結作品SS集†
光弥はネクタイを緩めながら、空いてい
る方の手で美香の頭を撫でていて。
そんな姿にも相変わらずキュンとする。
光弥と美香、二人の姿を微笑ましく思い
ながら見つめていると、光弥が私に気が
付いて微笑んだ。
「ただいま、恋那」
「お帰りなさい!」
本当はぎゅーって思い切り光弥に抱きつ
いちゃいたかったんだけど、美香も居る
から我慢、我慢。
その日、三人でチキンやケーキを食べて
、美香は満足してくれたみたいだった。
「───美香、もう寝た?」
「うん、ぐっすり」
そう聞いてきた光弥にクスッと笑う。
あれから、美香は満腹になったからか、
すぐにうとうとし出して。