†ゆぅぱぱ。完結作品SS集†
寒い空気から、身を守るように二人で寄
り添う。
ちょっと前まで火照っていた身体も、十
二月の寒さにはさすがに太刀打ち出来な
かったみたい。
でも、ふれ合う素肌同士の温もりがすご
く心地よくて。
「離れたくない……」
思わずそう呟くと、ニヤッと妖しげに笑
った光弥が、
「もう一回ヤる?」
なんて言ってきたから、「バカ」と睨み
付けたあと、そっぽを向こうとしたんだ
けど、あえなく阻止されてしまった。
強く肩を掴まれ、そのまま光弥の腕の中
へと吸い寄せられる私。
壊れそうなほど激しい心臓のドキドキが
、光弥に伝わってしまうんじゃないかと
思うくらい。