†ゆぅぱぱ。完結作品SS集†
「ていうか委員長だって、俺が委員長に
触るって知ってて、ここに来てるくせに
」
「っそれは、だって……!」
だって……!
私は、バッと顔を上げて、香坂を睨み付
けた。
「香坂が変態なのが悪いんでしょ!」
それは、遡ること一ヶ月前。
4月、無事に二年生に進級した私達は、
なんとクラスもまた一緒だった。
それに、和馬君も、溝渕君も、萌も、皆
。
その時は、ただ純粋に嬉しくて。
まさか、香坂と同じクラスになったこと
をすぐに後悔するだなんて──。
「……ちょっと、香坂!」