†ゆぅぱぱ。完結作品SS集†
「だって委員長の反応が可愛くて」
また、そうやって甘い言葉で私を惑わす
。
そんな風に、そんな言葉を囁かれて、嫌
な気分になる人なんていないわけで。
この甘ったるい空気さえ、心地いいだな
んて思ってしまうから困る。
「委員長、こっち向いて」
香坂にそう言われて、そっと顔を上げる
と、触れるだけのキスを落とされた。
「ん……」
くっつくだけのどこかもどかしいキスは
、触れては離れ、触れては離れ、の繰り
返しで。
思わず小さく香坂のシャツを握ると、香
坂が意地悪な瞳を向けてきた。
「どうかした?委員長」
……わかってるくせに、と悪態をつく。