†ゆぅぱぱ。完結作品SS集†
「い、いきなりなにすんのっ」
「だって希美には、もっとちゃんと教え
てやらないとダメみたいだから」
「な、なにを……」
「希美が俺のモノだってコト。」
俺は少し笑ってそう言うと、委員長の唇
をペロリと舐めた。
「な、舐めっ……!」
「さあ希美、どうする?まだ俺のことを
"香坂"なんて呼ぶんだったら、次はもっ
と深いキスするけど?」
そう言うと顔を真っ赤にさせて、口をパ
クパク開閉する委員長。
別に俺的にはどっちでもいいけど。
得意げに笑う俺に、委員長はちょっと眉
を寄せて。
「……意地悪!」
そう言うと、俺の耳元に唇を近付けて、
「……禊」と、本当に小さな声で呟いた
。
そんな委員長に、柄にもなく照れて、真
っ赤になってしまったのは誰にも秘密。
End.