†ゆぅぱぱ。完結作品SS集†




その白い肌に誘われるように、何度も指
を滑らせて。



ゆっくりとブラウスのボタンに触れたと
き―――



「……っ」



「朝田君……?」



ああ。やっぱり無理だよ。

望んでもいない行為を犯すだなんて、俺
には辛すぎる。



この子を抱くのは、どんな罰ゲームより
も、残酷だ。



「ごめんな、恋那―――……」



俺はそう呟くと、いきさつを全て伝えた




そうしたら、みるみる恋那の瞳が輝き出
して。



これだよ。

俺が好きになったのは、この瞳。






< 27 / 172 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop