†ゆぅぱぱ。完結作品SS集†
その白い肌に誘われるように、何度も指
を滑らせて。
ゆっくりとブラウスのボタンに触れたと
き―――
「……っ」
「朝田君……?」
ああ。やっぱり無理だよ。
望んでもいない行為を犯すだなんて、俺
には辛すぎる。
この子を抱くのは、どんな罰ゲームより
も、残酷だ。
「ごめんな、恋那―――……」
俺はそう呟くと、いきさつを全て伝えた
。
そうしたら、みるみる恋那の瞳が輝き出
して。
これだよ。
俺が好きになったのは、この瞳。