†ゆぅぱぱ。完結作品SS集†
俺の服軽く、ぎゅう、と両手で握りなが
ら、不安そうな上目遣いで俺を見上げて
きた心優。
……プツン。
俺の中で何かが切れる音がした。
「心優……お前が悪いんだから、俺を責
めたりするんじゃないぞ」
「え?」
きょとんと首を傾げた心優の腕を引っ張
って、家に入る。
それから、そのまま心優を肩に抱き上げ
た。
「ちょ、お、音夜くん!?靴……!靴、
脱いでないよ!」
そんな心優の抗議も無視して、自分の部
屋に連れ込み。
「きゃっ」
そのまま心優を布団に寝かせた。
「お、音夜くん……?」