†ゆぅぱぱ。完結作品SS集†
嫌だ、と父さんに目で訴えるも、にっこ
りと微笑まれて、あえなく撃沈。
くそ……。
心優とイチャイチャらぶらぶしたかった
のに……。
俺は一つため息をついた。
「……音夜君のバカ……」
父さん達との食事会も終わり、父さん達
はすぐに帰るらしく、空港に近いホテル
へと向かっていき。
心優と二人で家まで戻ると、ポソリと心
優が不貞腐れたようにそう呟いた。
どうやらさっき、俺が心優を押し倒して
るシーンを見られてしまったのを、まだ
根に持ってるらしい。
「……まだ拗ねてるの?」
「だって……!」