†ゆぅぱぱ。完結作品SS集†




だけど、いつものように返答が無い。



「……かなえ?」



どうかしたのかと、かなえの顔を覗きこ
もうとしたら、勢いよくかなえが立ち上
がった。



え、いきなりなに。どしたの。



かなえはうつむいたまま、俺を通りすぎ
、澪ちゃんの所に向かった。



「澪、一緒に帰ろ」



───は?



「え、か、かなえちゃん……?」


「───かなえ」



突然の事にあたふたする澪ちゃんをよそ
に、俺は後ろからかなえの手首を掴んだ





なんなの、いきなり。



「……離して」


「嫌だ。かなえ、どうしたの」


「どうもしない……っ!」






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