気分屋は如何ですか?
「ん~話を聞いただけじゃ分からないので実際にその現場に行きましょうか」
「げ、現場、ですか」
「はい。猫田さんのお宅にお邪魔させていただきますね」
チトセさんはニコリと猫田さんに微笑んだ。
その笑みを見て「はい」と応えた。
「では、ユキナ君早速だけど準備をしてくれるかな?」
「じゅ、準備ですか?」
私はこの時チトセさんの言葉を聞いて嫌な予感しかしなかった。
「うん。じゃあ、コレは準備するモノがメモに書いてあるからよろしく」
チトセさんは猫田さんを連れてその現場(猫田さんのお宅)へ行ってしまった。
気を取り直してメモを見てみると・・・。
「な、なっ何ですかコレは?!」
やっぱりあたしの予感は的中したのであった。