気分屋は如何ですか?
「何度言ったら分かってもらえるんですか!!」
「そう言えばユキナ君」
チトセさんの綺麗な笑顔に思わずたじろいでしまう私。
「お菓子作りは習い始めたらしいね」
「そ、そうですが・・・それが?」
「ぜひ、ユキナ君が作ったお菓子を食べたいな」
「はいっっ分かりました!!」
事務所の中にある台所に向かいエプロンを手に取り停止してしまう私。
また、チトセさんのほわわ~んにやられてしまった。
毎度如く私はチトセさんに上手く話を逸らさせれてしまう。
「はぁああ」
でも、私はチトセさんのお願いを断れない性格なので彼が頼んだお菓子を作り始めた。