気分屋は如何ですか?
「その、不味かったでしょうか・・・」
思わず俯いてしまう私。
ど、どうしようチトセさんに不味いコーヒーを飲ましていたの?!
「ち、違うんですよユキナ君」
どこか慌てているチトセさんに私は首を傾げた。
「その、ユキナ君の手をわず触ることをしてまうのが申し訳ないと言いますか・・・」
「な、何を言ってるのですか?!私はチトセさんに美味しいコーヒーを飲んでもらいたくてしているだけです!!」
「え、あ、はい」
「だから申し訳ないとか思わないでくださいね?」
「あー・・・お願いしますね」
「はいっっ!!」
チトセさんの言葉に笑顔で応える私にチトセさんは優しく微笑んだ。