【完】らぶれたー



「「きゃあああ!!」」



女子の悲鳴が聞こえた。



バスケットボールが、あたしにあたったんだろう。



でも全然、痛くない。



そう思い見上げてみると、柴田があたしを庇うように抱き寄せてくれていた。



この状況からわかること。



ボールは確実に、柴田にあたってるはず。



だって柴田、
すごい痛そうなんだもん。



何で、あたしなんかを助けるの?



あたしがぼーっとしてるのが、悪いのに。



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