太陽のような君へ

・謝る

私は自然にかずの家に向かっていた。


部活から帰ってきたばかりのかずは、玄関前にいた。


「かず・・・!」


 突然呼び止められ、かずが振り向く。


「な、なんだよ?」


 やっぱりちょっと怒っている口調だった。


「かず、ごめんなさい!!」


「え・・・?」


「私、かずに傷つけること、言っちゃった。もう許してくれないかも知れないけど・・・ ごめんなさい!!」


 かずは呆気にとられている。


「杏、あんな事気にしてたのか?そんなことで怒るわけないだろ!」


 私、またもや馬鹿だぁ・・・。


勝手な思い込みを・・・。


でも、許してくれて、


良かった。


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