太陽のような君へ
+突然
‘プルルルルル  プルルルルル’


夜中のこと、私は騒がしい携帯の着信音で目が覚めた。


「ふぁい・・・もしもし」


 この電話の出方が相手にどれだけマヌケと思われただろう。


「あぁ・・・!俺だよ!かず!!」


 夜のわりにはきはきしているカズ。


って、何でカズからこんな時間に?!


夜のお誘い?!(笑)


「いきなりだけど、俺、杏のこと好きかもしんねぇ」


 はぁぁぁぁぁ?!(焦)いきなりの状況に理解ができず、戸惑った。


「杏、俺と、付き合ってほしい」


「えぇ?!友達でしょ?かずが私になんて、ありえないし!」


 そう言う私にカズは、


「だよな・・・」


 そう言って電話を切った。


‘ツーツーツー’


何でそんな事言ったんだろ・・・。


何でそんな事、


しちゃったんだろ・・・
< 22 / 28 >

この作品をシェア

pagetop