太陽のような君へ
安心したのか、私の目から涙が流れる。


「杏!答えはオッケーに決まってるだろ!!」


 私の教室には、


「ヒューヒュー!!見せ付けんなよ!!」


 などと、冷やかしの声も響いた。その時の私達には、その冷やかしの声でさえ、祝いの声に聞こえた。


こうして、私達は


『友達』


という名の関係を終えて、


『恋人同士』


という新たな関係を築き始めた。

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