愛してるっ







『あっ』
――――――!!!

あたし達の前に現れたのは…
――――――藍利。

「……」
無言の愁二。

藍利に見つかった…
明日の朝にはもう…学年中に広まる……

どうしよう…

『ふぅーん』
藍利は不敵な笑みを浮かべ、去っていった。



『……どーしよっ?!!!』
「……佐川には…言ってないよな…??付き合ってること」
『ゆわれへんよ…。真未たちは、愁二は咲一筋って思ってんやもん…』
「…俺、場合によっては殺されるんちゃうん??」
『うん…あたしも』
「かまで首かられそう…」
『どうしよう…』
「自首しに行くか」
『それも怖いけど…行くしかないよな…』
「よっしゃ行こ」
『…うん』


あたし達は覚悟を決め、真未と結衣の家に向かった。


殺されるって思うのも仕方ない。
だって仲良くするだけでもシカトするよーな人やし。
でもキャラ設定的に言うと02人は親やから…言わなあかんもんなぁ…
とりあえず言っとかな…隠してたら…


…あー…考えただけで怖い…







< 111 / 127 >

この作品をシェア

pagetop