愛してるっ








『実は…』
『ウェイト!!ちょっと待って!!この状況、まず説明して!!』

真未はあたしの言葉をさえぎる。

『自首しに来た…』
『自首??』

『…告った』

『えっ?!』
『びっくりするやろ?!結衣も今聞いてん!!』

『んで…愁ちゃんは??』
「付き合う…」
『OKしたん?!』
「うん」

少し目をそらしながら、愁二は静かに言った。


『そっか。おめでとう』

えっ?!

『怒らんの?!』
『は?!なんで?!』

「『殺されるかと思った』」

愁二と声が重なった。

『あーもう!!なんで殺すねん;;』
『愁ちゃん、うちの娘をどーぞよろしく』

「…松城がお父さん??」
『んー。まぁ』


愁二と02人で笑った。








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