愛してるっ
あたしの中のときが止まってても、時間はどんどん進んでく。
『後期委員会決めます。学級代表っ!!前っ!!』
あ…あたしや。
「はいはいっ…!!」
テンション、高いなぁ。
「えー、ではっ。運営なりたい人!!」
…おらんやろ。
『…』
あたしは無言で手上げた。
「先生っ!!三神さんやるって!!」
『頑張ってなっ!!』
ちょっと興奮気味の岬先生(女)
『…はい。』
「男子は決まらんから、学級代表っ!!」
「俺やるから!!」
悠翔は自分で手をあげた。
…ご苦労様です。
『真宮くんっ!!運営やりませんか?!』
「遠慮します。」
きっぱり言う愁ちゃん。
『お願いします!!内木くんが欠けた今、このクラスには真宮くんしか…』
なんかの演劇ですか??これは…
「…じゃあいいですよ。やります。」
『ありがとう!!真宮くんっ!!』
愁ちゃん…何堕ちてんの…
とか考えてる間に女子の学級代表も決まった。
清水真稀ちゃん。
頭いい女の子。
どっちかというと陰キャラ。かな??
んで、選手交替。??
あたしと愁ちゃんは書記です。
字の関係で、あたしは黒板書記。
愁ちゃんの字、キレイやのに、なんか読みづらい…??
あたしは好きやけど。
愁ちゃんはノート書記。
どんどん決まってく委員会。
運営委員を選んだことで、あたしは振り回され、堕ちる。