愛してるっ
もう一度
そんな気分で過ごした新幹線。
けど、愁ちゃんの後ろを選んだことは後悔してない。
楽しかったもん。
結衣があたしを嫌っても、真未があたしを嫌っても…
あたしは楽しかった。
いいじゃんね。
普通の電車に乗り込むあたし達。
なんで通勤ラッシュに…
満員電車って程度じゃない!!
なんでかな…
隣には愁ちゃん。
わからんし…あかんのかもせぇへんけど、すげぇ落ち着く。
てゆーかさ…気分悪いんだよね。
電車酔い+人ゴミ…
軽く吐きそう。w
『気持ち悪いw』
「は?!大丈夫??」
『多分w』
笑いまじりに答えるあたしを、うたぐり深い目で見る愁ちゃん。
あたしは…
あなたが好きなのかもしれない。