一番星
暗い闇の奥
「星奈ぁ!」
高い声が教室中に響く。
「また学校来たのー?」
クラスの皆は私を見て嘲笑う。
私はそんなみんなを無視して自分の席に向かう。
「…っ……!!」
そこに私の机と椅子はあったものの、使えるようなありさまじゃなかった。
ひどい…
見るからにボロボロに傷つけられた机と椅子。
たくさんの悪口の落書き。
一番目につくのが濃く、太くかかれた“死ね”の二文字。
ひどい……ひどいひどいひどいひどいひどいっ!!
なんで…こんなこと皆は平気でできるの…!