セイギ
数年後


ガチャ



「失礼します。」




私は上司に呼ばれて部屋に入った。



「おう。月野。このヤマ当たってくれ。殺害事件だそうだ。現場はここからすぐの第一ビルの4階だ。マル害は野々村健二 29歳。胸部を刺されたことによる失血死だそうだ。」



「分かりました。すぐに向かいます。失礼します。」



そう言うと、さっと踵を返して部屋を出る。





私の名前は月野 茜。




あの忌まわしい事件のトラウマを乗り越えようと警視庁に入った。



その後、警部補まで上り詰めた。



今は下に部下が4人いる。



佐伯、水野、西村、辰巳。


皆優秀な部下。私は彼らを信用してる。
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