セイギ
私たちは一連の捜査を終えて会議室に戻った。



「おうおう。お前ら何か情報つかめたのか?いつまでもちんたらやってると


他のやつらに手柄持ってかれちまうぞ?」



そう言ったのは、私が一番苦手とする上司である光永。


「ご忠告ありがとうございます。私たちはちゃんと今、情報をつかむために聞き込みを行っていますのでご心配なく。」



そう笑顔で言うと光永は舌打ちをして会議室を出た。



「何なんでしょうね。あの態度。上司だからって威張って自分は何もしないんですから。」



私の部下の中で一番まじめな水野がそうつぶやく。


「いちいち相手にしてたら始まりませんよ?水野さん、今日掴んできた情報、ちょっと整理してみましょうよ。」



一番年下である西村が言った。




私たちは今日得た情報を整理し解散した。
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