永久の宝物
第四章
愛
「ああ~!!」
いきなりカノンが叫んだ。
「なんだよ。」
「九州よ!福岡!あの子のおばあちゃん、福岡にいるのよ!」
「て、それがなに?」
堅太が間抜けなかおでカノンに聞いている。
「だーかーらー!そこにいるかもってこと!」
ゴチンッ
「いってぇ!!」
堅太を殴り、カノンが俺を見て微笑んだ。
「行ってみたら?いなかったらまた探せばいいし。とりあえずいくだけいけばいいよ。」
…そうだな。
「分かった…。行ってくる。」