永久の宝物

すると、いきなり卓哉があたしの腕をつかみ歩き出した。


「ちょっ!卓哉?」

「ここで話すことじゃないだろ…。」


ああ、そっか。


やっぱ、別れたいよね?ここで別れようなんて言いにくかったんだ。


卓哉とあたしは喫茶店にはいった。



「ごめんね、卓哉。こんな彼女で…。別れていいよ?」

「なにいってんだよ…」



「…え?」


「誰が別れるかよ。」
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