永久の宝物

闘い


「じゃあ、明日も来るから。」

「うん、バイバイ。」


すると、あたしの頬にキスをして、卓哉は病室を出ていった。

そう、私は入院中。



あのあと、おばあちゃんとお父さんたちと話し合って、東京で治療することに決めた。


九州よりもいい病院もあるだろうし…

お父さんたちの電話に対する卓哉がかっこよかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『でもな、親族がいないとやっぱり心配なんだよ、私も父親としてね。』


「大丈夫です。俺が、責任もって守ります。」

『でも、卓哉くん。勉強も大変だろう?』



「…おじさん、俺は、なにがあっても愛する彼女を全力で守ります。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

< 114 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop