永久の宝物
闘い
「じゃあ、明日も来るから。」
「うん、バイバイ。」
すると、あたしの頬にキスをして、卓哉は病室を出ていった。
そう、私は入院中。
あのあと、おばあちゃんとお父さんたちと話し合って、東京で治療することに決めた。
九州よりもいい病院もあるだろうし…
お父さんたちの電話に対する卓哉がかっこよかった。
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『でもな、親族がいないとやっぱり心配なんだよ、私も父親としてね。』
「大丈夫です。俺が、責任もって守ります。」
『でも、卓哉くん。勉強も大変だろう?』
「…おじさん、俺は、なにがあっても愛する彼女を全力で守ります。」
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