永久の宝物
第五章

見えてきた光


あれからしばらくして、卓哉は退院した。

そして、医学部へ編入。すごいよね…

けど、あたしに会いに来る時間はめっきり減ってしまった。

と、いうのも、あたしがそう言ったからなんだけど。

あんなことがあったから、卓哉には無理しないでって言ったんだ。


あたしのことは気にしないで、頑張ってって。

だから、週に二回ほど会えるくらい。けどそれでもいい。


必ず繋がってるって信じてるから。



そんなある日、先生があたしを呼び出した。

< 127 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop