永久の宝物
そして、卓哉の気持ちに答えたい。
「あたしを、お嫁さんにしてくれてもいいよ」
なんて、元気な頃のあたしみたいにちょっと威張って言ってやるんだ。
「ハハッ!相変わらず、愛らしい。」
卓哉はそういって、きっと笑ってくれるはず。
子供もほしい。
2人。
昔から、夢だった。
一人っ子のあたしにとって、兄弟とか羨ましかった。
だから、必ず2人はほしい。
そして、その子達の成長を見たい。
普通の親らしく、誉めたり怒ったり慰めたり…
そんなことが、叶うかもしれない。
そう思っても…いいのかな。