永久の宝物
「先生、あたし用事が…」

“ピーンポーンパーンポーン”
『前原先生、前原先生、一番にお電話です。』


「おっとすまん。ちょっと行ってくるから、先にやっててくれ。」

先生はあたしの話を聞かずに居なくなってしまった。


「なんなのよ、初日から!」

ったく、こんなに汚したのは誰よ!
あたしがやるはめになったじゃない!!



とはいっても、無視して帰るわけにもいかず、あたしは1人で雑巾で廊下をふきはじめた。
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