永久の宝物

「卓哉…」

「夢じゃない。俺は、これから先、ずっとおまえと生きていく。そう、決めたから。」

しーんと、周りが静まりかえる。

あたしも思わず黙り込んでしまった。

真剣な顔でそんなことをいう卓哉がすごくかっこよかった。

「…なによ、それ。勝手なんだから。そこまでいうなら、幸せにしないと許さないよ?」

いつものあたしらしく振る舞う。
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