永久の宝物

「大丈夫。大丈夫。」

カノンが優しくあたしの手を握って励ましてくれてなかったら、おかしくなってたかもしれない。

「…でもさ、愛。」

「…ん?」


「もしも、だよ?もしも、よくない結果がでたら…卓哉くん呼ぶからね?」

あたしはうなづく。昨日、カノンと約束した。


秘密で病院に行くけど、もし悪い結果がでたらすぐ卓哉に言うって。
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